1995.1 パキスタンの2ftの聖地巡礼・チャンガマンガ森林鉄道

パキスタン
1995.1 パキスタンの2ftの聖地巡礼・チャンガマンガ森林鉄道

1995年の正月明けにパキスタンを訪れた。
目的は英国の蒸機撮影ツアーに参加して“カイバル峠”を訪れるはずだった。
ところが“カイバル峠”が政情不安で危険なために撮影許可が下りず今回はルート変更となってしまったのだ。
僕にとって意味のない英国の蒸機撮影ツアーをその場でキャンセルし、鉄道利用の個人旅行に変更したのだ。

その後に問題が多発することになるのだが・・・。
パキスタンの時刻表は所有しているが撮影はツアー任せの予定だったので蒸機の配置資料を持参してきてい
ないことだ。
二度目のパキスタンなので旅行方法はわかるが、果たしてたった一人で短期間に鉄道と航空機を使い効率よ
く撮影できるのか心配だった・・・。

前回パキスタンを訪れた時は、ブロードゲージのインサイドシリンダーの古典機SPS・SGSを中心に撮影した
が、今回はメーターゲージやナローゲージも撮影してみたいのだ。

蒸機撮影旅行は幸運が続き、鉄道や航空機での移動もうまくいき撮影は順調に進み、初めて見るCWD・HGS
に興奮し、治安の悪いカラチ近郊のメーターゲージでは首尾良くYD・YE・SPまで撮影できたのであった。

ラホールの南約60㎞にチャンガマンガの町があり、にわかに信じ難いが2ftの森林鉄道があり蒸機がいるらし
い?たったこれだけの情報でラホールに宿泊しタクシーでチャンガマンガを目指すのであった。

1月13日(金)の事だ。金曜日はイスラム教徒の安息日なので休日であることをすっかり忘れていたのだ。
森林鉄道の起点を探すのに大変苦労した。なんと国鉄駅と接続していないのだ?

町人に聞きながら探していると、幽かな狼煙の様な煙と石炭の臭いを嗅ぎつけ機関区にたどり着いたのだ。
そこでは2ftの蒸機3両がスチームアップしていた。未知の蒸機との遭遇だ!!

今日は金曜日なので、東へ約6㎞離れたチャンガマンガリゾート(正体は簡易遊園地と公園)まで蒸機牽引臨時
列車が何本か運転される情報を得たが時間がさっぱりわからないのだ。

タクシーでロケハンし撮影場所を探しひたすら待つことになる。

推進運転でやって来た蒸機列車を見て興奮したのだ!!うら若きムスリムガールのテンコ盛り列車だったのだ!!
もっとアップで撮りたかったのだ!!

この続きは次回へ・・・。

2000.1 パキスタン “ペシャワール”にて

パキスタン
2000.1 パキスタン “ペシャワール”にて

朝靄をついてHGSのプッシュプルトレインがやって来た。軌間は1676㎜の広軌だ。

1991年4月に初めてパキスタンを訪れた。勿論目的は現役蒸機の撮影だ。
この4月の時代背景は湾岸戦争でイラクが「国連安保理決議687」を受理し停戦となった月だ。
感想はエラい時期にエラい国に来てしまったと言うことだ。パキスタンの隣がイランでその隣がイラクだ。
湾岸戦争でパキスタンは多国籍軍として参戦していたが、パキスタン国内の掲示されているポスターを
見ると、同じイスラム教徒のイラクを支持していたのだった。

搭乗したPIA(パキスタン航空)はスチュワーデスではなくスチュワートにびっくり。
楽しみの酒もイスラム圏の為無し。
イスラマバード国際空港(現代はベナジル・ブット国際空港に改名)のタラップを降りると、
機関銃を持った兵士が乗客に鋭いガンを飛ばす。何だこの国は?!!
車での移動中にも、軍隊なのか市民なのか?あちこちで乾いた破裂音が響くのだった。
※それは湾岸戦争終結の祝砲だったのだろうか・・・。

2000.1 現在話題のイスラム圏 ・ パキスタン “カイバル峠” RED ZONE

パキスタン
2000.1 現在話題のイスラム圏 ・ パキスタン “カイバル峠” RED ZONE
凶悪なイス○○国によって罪のない、同胞の後藤さんや湯川さんが殺害されたことに心が痛みます。
こころよりお悔やみ申し上げます。 合掌。

しかしイスラム圏は、僕ら日本人の常識は通用しません。
イスラム圏最大の2億人以上の人々が暮らすインドネシアと、1億5千万人以上の人々が暮らすバングラデシュ
以外の、イスラム圏で暮らす人々のほとんどが乾いた過酷な砂漠地帯で暮らしています。
過酷な大地だからこそイスラム教が普及したのでしょう。

現在話題で問題の過激なイス○○国ですが、イスラム教とイス○○国は別物だと思います。
僕の友人で何人かイスラム教徒がいますが、イス○○国とは全く無縁です。

僕もかつてイスラム圏に“蒸機”を求めて旅をしたことが何度かあります。
イスラム圏を旅していると、彼らの旅人に対するホスピタリティが優れていることがわかります。
例えばパキスタンのカラチから乗った真冬の満員の夜行列車車内で、僕がデッキに座り震えていると自分の
毛布を貸してくれた人もいました。また、チャイや新鮮なフルーツをいただいたことも一度や二度ではありません。
一般的なイスラム教徒の人々は友好的でした。

但し危険エリアでは、それなりの厳しい体験をしてしまいましたが・・・。

いつの間にかレッド・ゾーン(退避を勧告します。渡航は延期してください。)になってしまった国々。
いつどこの国がどんな方法でこの過激なイス○○国問題を治めてくれるのかわかりませんが、早急に問題を
解決し治安の安定が必要です。

パキスタン
2000.1 現在話題のイスラム圏 ・ パキスタン “カイバル峠” RED ZONE
世界中の鉄道の峠の中でパキスタンのカイバル峠は、アフガニスタンとの国境にあり
間違いなく世界で最も危険な鉄道の峠であることは疑いの余地がありません。

カイバル峠は、スイッチバックとΩループで険しい乾いた山岳地帯を
2台の蒸気機関車が凄まじいブラスト音を響かせながら越えていきます。
煙が真っ黒なのは燃料が重油だからです。

2006年に、残念ながら洪水により、何ケ所かの橋梁と築堤が流され運行中止になってしまいました。

パキスタン
2000.1 現在話題のイスラム圏 ・ パキスタン “カイバル峠” RED ZONE
この列車には、パキスタン政府正規軍が乗車していました。
理由は観光客の安全管理です。
アフガニスタンの国境までトライバルテリトリー(部族が支配する危険なエリア)を通過する為の処置です。

蒸機機関車HGS型の煙室扉にある、三日月と星のマークはイスラム教のシンボルです。
緑色はイスラム教のシンボルカラーです。

パキスタン
2000.1 現在話題のイスラム圏 ・ パキスタン “カイバル峠” RED ZONE
AK-47・CCCP(ソビエト社会主義連邦共和国)が1947年式カラシニコフ自動小銃を
1949年にソビエト連邦軍の歩兵用に制式採用したアサルトライフルです。
全世界にAK-47シリーズの銃が推計1億丁存在するそうです。

またいつの日か、イスラム圏に平和が訪れて鉄道旅行が出来る日を願ってやみません・・・。

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高野 陽一

Author:高野 陽一
あなたは鉄道に感動したことがありますか?
いつの時代の、どこの国の、どんな線区の、どんな車輌や情景でもかまいません。
答えは明白です。それはあなたがカメラという映像媒体を通じて、あなたの魂(SOUL)が何かを感じ、あなたの魂(SOUL)をゆさぶった事にほかなりません。だから、あなたも僕も鉄道を今も撮影し続けているのです。

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