Episode O ―終わりの始まり・40年前の今日へ― 第4日目 “幸運なLAST DAYs”

夕張

1975年12月24日(水)晴れ
Episode O ―終わりの始まり・40年前の今日へ― 第4日目 “幸運なLAST DAYs”
不思議なもので、よほど興奮していたのか今日も朝3時に目が覚める。いよいよ今日が最終日だ!気合を入
れる!!
東室蘭3:48→急行「すずらん4号」DD51→苫小牧4:45、苫小牧5:05→721D→鹿ノ谷6:49
快晴無風。前日ロケハンした“北炭平和炭鉱のズリ山”を目指す。途中までヒッチハイクしズリ山を登る。頂上
に登ると眺望が開けた、平和トンネル突入から鹿ノ谷駅まで約4㎞ぐらい見えるだろうか?北炭化成工業の
高さ63mの巨大煙突も見える。9:20遠くで1791ㇾD51465の煙が見えた!平和トンネル突入だろうか。眼下の
炭鉱風景を行く蒸機を煙が見えなくなるまで約7分間のドラマを堪能する。ブラスト音が谷間に木霊する。
いい絵が撮れた!!
眼下に見えるあたりが映画「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地だ。
ヒッチハイクで紅葉山の夕張川を挟んだ丘を目指す。そこで5782ㇾD511086を撮影し十三里まで歩く5797ㇾ
D51603と5792ㇾD51465をナンバーのわかる線路端で写す。十三里はマニアが少なくストレスなく撮影できる
穴場だ。

夕張
夕張

下り国鉄最終蒸機列車は9799ㇾD51241だ。15:30ギラギラした太陽を背にD51241の煙が見えた!!
カセットデンスケのスイッチON。三台のカメラでシャッターを切りまくる。すぐに片づけてヒッチハイクで紅葉山
駅へ、今日は神の御加護かヒッチハイクがうまくいくのだ。紅葉山15:50の発車を捕らえ5794ㇾを無視して
夕張へと向かう事にする。
紅葉山で見た多くのマニアで夕張に向かう人は少ないのだ。少し安心する。
紅葉山16:44→734D→夕張17:22

夕張
国鉄最終蒸機列車 夕張駅 6788ㇾ D51241

国鉄最終蒸機列車6788ㇾD51241は途中の鹿ノ谷で32分停車、清水沢では17分停車し石炭満載のセキを
増結し重量列車の発車が撮れるはずだが、夕張で撮影すると最初から決めていた。夕張には6788ㇾ出発の
約2時間前に到着した。
夕張で6788ㇾの発車を見送るファンは何人いたのだろう?(読売新聞発表では夕張駅に約100人、
沿線で約600人とあるが)構内のアナウンスではしきりに報道関係者以外は後ろに下がるように!!と
放送していたのだが、何とか報道関係者が陣取る最前列を確保する。簡単なセレモニーに続いて構内では
“蛍の光”が流れ始めた。

夕張19:10発、国鉄最終蒸機列車6788ㇾD51241の汽笛が夕張の谷間に木霊する。僅かな時間だったが、
ヤシカフレックス(コダカラ―)を3カット、ミノルタ(TX)を3カット渾身のシャッターを切る。騒然とした構内の
生録もカセットデンスケをONした。

6788ㇾ発車直後には、見送るファンが「ごくろうさん!」「さようなら!」「ありがとう!」と叫ぶ!
僕も負けずに「さようなら、ありがとう!」と叫ぶのだった。これで僕の“蒸機を追い駆けた青春”は終わりを
告げた。
夕張21:09→738D→追分22:02、追分22:47→582D→苫小牧23:25
苫小牧0:39→急行「すずらん4号」→東室蘭1:42
本来なら急行「すずらん4号」で帰路に着く筈が予定変更して東室蘭で下車する。なんだかすごく疲れた日
だった。
そして記念すべき国鉄最終蒸機列車6788ㇾD51241を夕張で見届けた実感が湧いてきたのだ。
このまま帰りたくない・・・。

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プロフィール

高野 陽一

Author:高野 陽一
あなたは鉄道に感動したことがありますか?
いつの時代の、どこの国の、どんな線区の、どんな車輌や情景でもかまいません。
答えは明白です。それはあなたがカメラという映像媒体を通じて、あなたの魂(SOUL)が何かを感じ、あなたの魂(SOUL)をゆさぶった事にほかなりません。だから、あなたも僕も鉄道を今も撮影し続けているのです。

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